romancista |
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福岡市動物園は、高齢で亡くなってしまった動物のスペースがいくつもあって、冬になんか行くとベンガルヤマネコやヤマアラシがオリの中で震えていて可哀想だったという印象しかありません。その一方で、一時話題になったレッサーパンダだけ園の入り口近くに幼稚な演出で目立たせてあって苦笑しました(06年末現在)。
エサを十分に貰えていないのか、キリンは首が届く範囲で隣の木を食べているし、放鳥舎ではケガをしたまま放置されている鳥がいた。ツキノワグマは何を食べたのか、下痢をしていた。
財政難で管理が行き届かないのであれば、ここは子供の遠足に使われるんだから、確実に沢山来る子供から10円でも20円でもとればいいのにと思う。
しかし、個人的には、そもそも賑わえば成功だとする動物園運営のやり方が、余りにも前時代的に思われる。今からは、地域周辺に生息する動物の保護と研究に、限られた予算を使うべきではないだろうか。それでは地味で子供の関心を呼べないといわれるだろうが、それだったら子供は、狭いオリでウロウロするだけのライオンやゴリラに、一体どれほど関心があるのか、また、本来の生息環境とかけ離れた場所での個体のみの展示に、どれだけ「本物を見た」意味があるのかと逆に問いたい。
そういう、ちょっと憂鬱な考え事をしつつ、ぐるっと回って帰りにゾウのコーナーにさしかかります。最後に大物を見ると、やっと動物園に来たという感じがしましたが、コンクリートで囲まれたあまりにも素っ気無い、狭い場所。ゾウたちはそれでも幸とか不幸とか考えることはないんだろうか?
と思っていた矢先、片方の様子がおかしい!
友人と「何言ってるんだろうねえ?」と言い合ったそのとき。
ドドドー!ゴオー!ドババー!
私が感じたのは「プールを一気に排水したみたいな」音であります。
……音だけじゃなかったけども。(笑)
これでゾウさんには「小」ということらしい。
食べる量もすごいだろうが、飲む量も半端じゃないね。
そして出す量もこんなになる。
こんな生活をするゾウという生き物を、野生で大群で養えるアフリカってやっぱり凄いな。
サンディエゴ動物園だったか、ゾウの糞を加工して園芸用肥料として販売しているのを通販で買ったことがある。動物の形にプレスしてあって、花壇に挿すだけ。肥料だから段々と溶けて、せっかくの形はなくなってしまうが。
福岡市動物園でもそれくらいやればいいのに、と友人と言い合って帰った。
動物園を出たところの通りをはさんでお洒落なビル(マンション?)があります。その地下にあるフレンチの店のハンバーグランチが美味だった。すぐ傍にボロボロの動物園があるとは思えない雰囲気で、「通りひとつ隔てた格差社会だね」と結論して出ました。
この動物園は植物園とドッキングした造りになっており、桜の名所でもあります。
春になって、すこしは動物たちも楽になったらいいと思います。
エサを十分に貰えていないのか、キリンは首が届く範囲で隣の木を食べているし、放鳥舎ではケガをしたまま放置されている鳥がいた。ツキノワグマは何を食べたのか、下痢をしていた。
財政難で管理が行き届かないのであれば、ここは子供の遠足に使われるんだから、確実に沢山来る子供から10円でも20円でもとればいいのにと思う。
しかし、個人的には、そもそも賑わえば成功だとする動物園運営のやり方が、余りにも前時代的に思われる。今からは、地域周辺に生息する動物の保護と研究に、限られた予算を使うべきではないだろうか。それでは地味で子供の関心を呼べないといわれるだろうが、それだったら子供は、狭いオリでウロウロするだけのライオンやゴリラに、一体どれほど関心があるのか、また、本来の生息環境とかけ離れた場所での個体のみの展示に、どれだけ「本物を見た」意味があるのかと逆に問いたい。
そういう、ちょっと憂鬱な考え事をしつつ、ぐるっと回って帰りにゾウのコーナーにさしかかります。最後に大物を見ると、やっと動物園に来たという感じがしましたが、コンクリートで囲まれたあまりにも素っ気無い、狭い場所。ゾウたちはそれでも幸とか不幸とか考えることはないんだろうか?
と思っていた矢先、片方の様子がおかしい!
友人と「何言ってるんだろうねえ?」と言い合ったそのとき。
ドドドー!ゴオー!ドババー!
私が感じたのは「プールを一気に排水したみたいな」音であります。
……音だけじゃなかったけども。(笑)
これでゾウさんには「小」ということらしい。
食べる量もすごいだろうが、飲む量も半端じゃないね。
そして出す量もこんなになる。
こんな生活をするゾウという生き物を、野生で大群で養えるアフリカってやっぱり凄いな。
サンディエゴ動物園だったか、ゾウの糞を加工して園芸用肥料として販売しているのを通販で買ったことがある。動物の形にプレスしてあって、花壇に挿すだけ。肥料だから段々と溶けて、せっかくの形はなくなってしまうが。
福岡市動物園でもそれくらいやればいいのに、と友人と言い合って帰った。
動物園を出たところの通りをはさんでお洒落なビル(マンション?)があります。その地下にあるフレンチの店のハンバーグランチが美味だった。すぐ傍にボロボロの動物園があるとは思えない雰囲気で、「通りひとつ隔てた格差社会だね」と結論して出ました。
この動物園は植物園とドッキングした造りになっており、桜の名所でもあります。
春になって、すこしは動物たちも楽になったらいいと思います。
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COMMENTS
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全くの人間のエゴではあるが、種の保存のための研究飼育園と、そんな風に動物園を解釈する私であります。暗~い要塞に閉じ込められて研究飼育されるよりはマシかな…と。ははは
よく分んないけれど、アフリカでもインドでも…象は多分、のどかでは無いだろうとも思います。
「象の反乱」という記事を時々見かけませんか?
人間にテリトリーを犯された象が、人間のキャンプを踏み荒らして、死傷者を出してしまうってやつです。で、怒った人間が今度は象を殺しちゃうってやつ。復讐戦ですな。
40年近く、日本の動物園の小さな象舎で生きてきた「おふく」さん。
自分が象だった記憶は、まだ健在でしょうか?
もう、違った生き物になっちまってるんじゃないでしょうか…
『香水 ある殺人者の物語』、おもしろいよー。(面白さの半分は、翻訳が上手なのかもしれない)でもまだ半分しか読んでません。暫く関東地方までお出かけだったので。無事に帰宅し、残りを読むのが楽しみ、楽しみ(^.^)わくわく
月曜日に更新とは…博物館は休館日?お仕事頑張れ。
インカ、マヤ、アステカ展、期間も長いし行きますね。面白そうだし(^^♪
よく分んないけれど、アフリカでもインドでも…象は多分、のどかでは無いだろうとも思います。
「象の反乱」という記事を時々見かけませんか?
人間にテリトリーを犯された象が、人間のキャンプを踏み荒らして、死傷者を出してしまうってやつです。で、怒った人間が今度は象を殺しちゃうってやつ。復讐戦ですな。
40年近く、日本の動物園の小さな象舎で生きてきた「おふく」さん。
自分が象だった記憶は、まだ健在でしょうか?
もう、違った生き物になっちまってるんじゃないでしょうか…
『香水 ある殺人者の物語』、おもしろいよー。(面白さの半分は、翻訳が上手なのかもしれない)でもまだ半分しか読んでません。暫く関東地方までお出かけだったので。無事に帰宅し、残りを読むのが楽しみ、楽しみ(^.^)わくわく
月曜日に更新とは…博物館は休館日?お仕事頑張れ。
インカ、マヤ、アステカ展、期間も長いし行きますね。面白そうだし(^^♪
絶滅してもどうでもいい、と思われてないだけはマシと思いますけど…設備としてせめてズーラシアくらいは欲しいな。@動物園
パフューム原作面白いのかー。
よし入院するとき持っていこうv
こないだの月曜は、説明だけなんで昼から出勤。今日は休み。
土日は多いです。狙い目は4時すぎ。
パフューム原作面白いのかー。
よし入院するとき持っていこうv
こないだの月曜は、説明だけなんで昼から出勤。今日は休み。
土日は多いです。狙い目は4時すぎ。
『香水』の原作は、私からすると全然、変態ではなかったです。
世界観が全て匂いによって支配されている一人の人間の生い立ちと精神世界を描いたというか…なんだか、そんな物語でした。
ヒロインを追い詰めるといったようなサスペンス仕立ての場面もなく(匂いを採取するための対象物を殺すときには、ただ後頭部を一撃する、簡単な描写のみ)特にドキドキする場面もなかったです。たぶん、映画とは異質のものなのではないかと思いました…観てみなくては分りませんが。
当時のフランスの時代背景や、香水調合に関する知識がある程度あれば、かなり楽しめる文学作品ではないかと思いました。
匂いにしか感情を抱けず、それによって生かされた主人公が、自分が愛した匂いのごとく最後には跡形も消えてなくなる…という結末が、皮肉たっぷりで面白かった。(映画もそんな終わり方なの?)
群集が一種の集団ヒステリー状態に陥るところは、映画にしたら「禁18未満」になっちゃうんだけれど、映画じゃどうなってんだろ(~_~;)
時間の取れるときに、是非観てみます。
しかし…主人公はこの上なく『醜男』に描かれているんだけれど、映画の俳優さんもそうだったのかな。
原作文庫本は、開いたときにクラクラするくらい、好い匂いがしました。
世界観が全て匂いによって支配されている一人の人間の生い立ちと精神世界を描いたというか…なんだか、そんな物語でした。
ヒロインを追い詰めるといったようなサスペンス仕立ての場面もなく(匂いを採取するための対象物を殺すときには、ただ後頭部を一撃する、簡単な描写のみ)特にドキドキする場面もなかったです。たぶん、映画とは異質のものなのではないかと思いました…観てみなくては分りませんが。
当時のフランスの時代背景や、香水調合に関する知識がある程度あれば、かなり楽しめる文学作品ではないかと思いました。
匂いにしか感情を抱けず、それによって生かされた主人公が、自分が愛した匂いのごとく最後には跡形も消えてなくなる…という結末が、皮肉たっぷりで面白かった。(映画もそんな終わり方なの?)
群集が一種の集団ヒステリー状態に陥るところは、映画にしたら「禁18未満」になっちゃうんだけれど、映画じゃどうなってんだろ(~_~;)
時間の取れるときに、是非観てみます。
しかし…主人公はこの上なく『醜男』に描かれているんだけれど、映画の俳優さんもそうだったのかな。
原作文庫本は、開いたときにクラクラするくらい、好い匂いがしました。