romancista |
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ジョナサン・スウィフトの未完作品で、ノートの覚え書き風の、使用人心得。
といっても架空の心得であって、このとおりやっていれば、相当たちの悪い使用人ということになるでしょう。それを主人に勘付かれないように、というマニュアルでもあるのですが。
付録的にとある試論がついているのですが、これは真面目に読むと気分が悪くなります。
貧しいアイルランドの親に、養えないなら子供を売れと勧める実用パンフレットのような書き方。働き手として売れ、ではないのです。赤ん坊を食用に、ということ。
この本は古書で手に入れましたが、いまどき絶版としても当然かも知れないです。
ただ、スウィフトはこれをパラドックスで書いていることは明かなのであり、主人を欺いてワインや蝋燭をちょろまかせというマニュアルを読ませたいような使用人の状況や、「赤子を売れ」と勧めさせる社会悪への強烈な怒りというものが感じられます。
といっても架空の心得であって、このとおりやっていれば、相当たちの悪い使用人ということになるでしょう。それを主人に勘付かれないように、というマニュアルでもあるのですが。
付録的にとある試論がついているのですが、これは真面目に読むと気分が悪くなります。
貧しいアイルランドの親に、養えないなら子供を売れと勧める実用パンフレットのような書き方。働き手として売れ、ではないのです。赤ん坊を食用に、ということ。
この本は古書で手に入れましたが、いまどき絶版としても当然かも知れないです。
ただ、スウィフトはこれをパラドックスで書いていることは明かなのであり、主人を欺いてワインや蝋燭をちょろまかせというマニュアルを読ませたいような使用人の状況や、「赤子を売れ」と勧めさせる社会悪への強烈な怒りというものが感じられます。
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