romancista |
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ヒロインは、あるイギリスのお屋敷で、兄妹の家庭教師をすることになった。ところが申し分のない2人の子供を地獄にひこずりこもうとする二つの悪霊の姿を目撃してしまう。しかも、利発な2人の生徒は、悪霊の姿を見ているのにそれを教師であるヒロインにはひた隠している。それがすでに、悪霊の手柄なのだった!
悪霊ふたつの正体はすぐに判明するのだけど、見えるのは標的にされた子供以外ではヒロインだけであり、孤立無援ながら、プライドと責任感を支えに、勇気を奮い起こして生徒を守ろうとするその必死さに、読みながらハラハラしました。
この話の幽霊は生前から下劣な人間だったことや、雇い主が問題にかかわりたくないというスタンスを貫いていること、子供2人が悪霊の誘いに耐え切れないことは、救いがなく非常に怖い感じがする。けれども、それらひっくるめて、まだ安定というべきか、間違ってはいても理解できる動機が見える。それ考えると、イマドキの殺人ものとかのほうが、乾いていて無意味な怖さが倍増し。
悪霊ふたつの正体はすぐに判明するのだけど、見えるのは標的にされた子供以外ではヒロインだけであり、孤立無援ながら、プライドと責任感を支えに、勇気を奮い起こして生徒を守ろうとするその必死さに、読みながらハラハラしました。
この話の幽霊は生前から下劣な人間だったことや、雇い主が問題にかかわりたくないというスタンスを貫いていること、子供2人が悪霊の誘いに耐え切れないことは、救いがなく非常に怖い感じがする。けれども、それらひっくるめて、まだ安定というべきか、間違ってはいても理解できる動機が見える。それ考えると、イマドキの殺人ものとかのほうが、乾いていて無意味な怖さが倍増し。
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