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romancista
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ジョン・ウェインが出るような西部劇です。¥390で買いました。
ストレスがかなりたまっていたので、スカッとできるのは、と思うとこういう感じになる。そこで私の部屋では常に、銃声と馬の蹄の音が鳴り響いているのですが。

カンザスから駅馬車で東部の町まで行くことになったご一行。
くせのある人々が乗り込んで、最初は騎兵隊が護衛してたのが、「命令だから」と途中の街でいなくなる。アパッチの襲撃を恐れて早く出発しようにも、一行のうちの若い婦人が出産したので、生まれたばかりの子供と彼女を無理させられない、で、もめている。銀行家らしい爺さんは態度が尊大で、アパッチが襲撃にくると「やかましい」というので医者(銃の使い手)に張り倒されて静かになった。
この尊大な銀行家は、実は手配中の犯罪人で、到着早々つかまる。アパッチに取り囲まれてたわりには死亡は1名、ケガはしてもみんな軽傷。アパッチのほうは全滅に近いようなやられ方してて、台詞もなくて、ただの悪役になってた。
ジョン・ウェインの主人公リンゴ・キッドは、酒場の女ダラスにプロポーズをするが、彼女はどうやら娼婦らしく、素性が明らかになることを恐れている。しかも、目的地ではリンゴは誰かと決闘するつもり。

解説には大変なアクションがあるようなことが書いてあるけど、殆どアクションはないです。そして「サマセット・モームの『脂肪の塊』に着想を得て」と書いてるけど、『脂肪の塊』はモーパッサンです。
この解説の(随分前の、「いやあ、映画って本当に・・・」の)人は解説に結構テキトーなことを書いたり言ったりしていて(『嵐が丘』をシャーロット・ブロンテだとか)、見つけるたびに解説の信用性が低くなるのですが。

モーパッサンの『脂肪の塊』も戦時下に馬車で移動する群像劇小説で、これから着想を得た西部劇では、ダラス(つまり、小説版でいうところの「脂肪の塊」である酒場の女)はリンゴとハッピーエンド。
そのラストシーンは気持ちが良かったけど、アメリカ映画って、割と、フランス文学をぐちゃぐちゃに変えて、自分の作品にしてる気がする。
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